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 有名人の本が沢山出版されている。中には本人が書くことが好きで本を出した人もいるかもしれないが、たいていは、ゴーストライターがいることがわかっている。映画「ゴーストライター」を見てしまったら、本のどこかに暗号のように、メッセージが 残されているのではと期待がふくらむ・・・。

 元英国首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝執筆をしていた男 がフェリーから転落し死亡。このゴーストライターの後がまに抜擢されたのが「ハートで書くのが一番」と面接で答えたユアン・マクレガー扮する物書き。その日からいきなり強盗に遭うなどジワジワと彼はトラブルに巻き込まれるようになる。ラングの取材のために、アメリカの東海岸の島に同行するが、なにかと制約があり秘密めいている。しかし、そんな中、彼はラングの学生時代の写真を見つける。それをキッカけに、何故ラングが政治の世界に入ったか探り出すうちに前任者が自殺ではなく、他殺の疑いも・・・。

 「セックス&シティ」ではいつも男に飢えている役でお馴染みのキム・キャトラルがやり手でクールな秘書役を演じたり、ティモシー・ハットンや、ジェームズ・ベルーシ、トム・ウィルキンソン、イーライ・ウォラックなどの名優がほんのちょっとした役で登場するのもニクい。

 真相を探るライターの本能を肩に力を入れずに演じているユアン・マクレガーは、やっぱり男の色気があってキュートだ。

 国弘よう子

ゴーストライター公式サイト
・8月27日公開
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