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◆ FIPRESCI総会報告  齋藤敦子



今年のFIPRESCI総会は2017年4月23日、24日、イタリアのバーリで開催。
会議の前に、昨年物故したマルセル・マルタン(フランス)、ギデオン・バックマン(アメリカ)、ヤン・ドゥース(エストニア)、サミー・ファレッド(エジプト)各氏に黙祷を捧げた。

1)昨年度の活動報告
連盟創立90周年行事として、タル・ベーラ監督(ハンガリー)に続いて、ゴラン・パスカルジェヴィッチ監督(ブルガリア)に90周年記念賞を贈呈。
●アリン・タシヤン会長より
昨年は連名創立90周年行事の一貫として、カンヌ映画祭で1946年の第1回映画祭で初のFIPRESCI賞を受賞したジョルジュ・ルーキエ監督の『ファルビーク』の記念上映を行い、連盟を代表して挨拶した。
ダッカ映画祭のディレクターでFIPRESCIメンバーのアフメッド・ムズタバ・ザメル氏の厚意で、2018年1月12日から17日に開催されるダッカ映画祭で、アジア各国から代表を集めたアジア地区総会を開くことになった。
●イザベル・ダネル副会長より
カンヌ映画祭で冷遇されているFIPRESCIの審査員を、他の審査員と同等に扱うよう、ディレクターのティエリー・フレモー、プレジデントのピエール・レスキュールに働きかけている。
●バルバラ・ホランダー副会長より
世界の映画評論家の現状についてアンケート調査を行った結果の報告。詳しくはHPで発表。
●ゲオルギー・カルパティ事務局長補佐より
映画祭に審査員として参加したメンバーからレポートが提出されない問題について。
英語のテキストの間違いを正せるネイティヴの編集者が足りないこと。

2)映画祭への審査員派遣(*審査員は映画評論を仕事としている者に限られる)
映画祭の財政難で、フリブール(スイス)、モントリオール(カナダ)など、中止または縮小で審査員派遣がなくなったところ、イスタンブール(トルコ)のように、審査員はトルコ人のみ、旅費の支給がなくなり、宿泊がホームステイになったところがある。

3)財政報告
2015年度より繰り越し −13697.19(ユーロ)
<収入>
年会費   17579.43
<支出>
通信費    2778.59
事務所費      583.21
旅費    1809.59
雑費    1111.45
人件費    7500.00
CICT、EFA会費   14582.84
<計>        2996.59

2016年度へ繰り越し −10700.60

4)会費の値上げ
15年前から同じ会費で運営しており、負債や人件費を支払うためにも値上げが必要ということで、総会出席者で投票を行い、多数決で以下のように値上げが決定された。
また、ホームページの運営を無償で行ってくれたトルコのミングス社が倒産。スポンサーを探しているが、まだ見つかっていない。

年会費 200→300(ユーロ)
8カ国*      200→225
映画祭参加費   25→50
1国2組織    200→225
個人 50→50
8カ国の個人 50→30

*世界銀行の分類で貧困国に指定され、かつ連盟に加盟しているアルメニア、バングラディシュ、インド、エジプト、モロッコ、スリランカ、チュニジア、ウクライナの8カ国。

新年会費は2018年度から、参加費は本年10月から適応されます。

FIPRESCI担当 齋藤敦子

2017.12.15



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