日本映画ペンクラブ賞 受賞のかたがた


・2018年日本映画ペンクラブ賞
 独立行政法人 国立美術館 国立映画アーカイブ

 2018年4月 独立行政法人 国立美術館・映画専門機関「国立映画アーカイブ」は、これまでの東京国立近代美術館フィルムセンターから改組され、新たな位置づけで設置された。フィルムセンターは、これまでも映画の収集・保存・公開・活用を行ない、映像世界に多大な貢献を行ってきたが、装いも新たに、「映画を残す、映画を活かす。」を主要ミッションとし、日本の映画文化振興のためのナショナルセンターとして、一層の機能強化を目指すとされる。一般映画ファンから研究者まで 多くの人々のための、自由で柔軟な映像文化の中核機関としての充実と今後への期待を込めて。

・2018年日本映画ペンクラブ賞
 特別功労賞 字幕翻訳・プロデューサー ショーレ・ゴルパリアン
 イラン出身 1979年初来日。「友だちのうちはどこ?」(アッバス・キアロスタミ監督)以降イラン映画の普及に尽力、多くのイラン映画の日本ロケも実現させる。その一方 山田洋次作品や「北の国から」シリーズなど、日本映画のイランへの買い付け・紹介も行い、その功績から2018年には外務大臣表彰を受ける。くしくも日本・イラン外交樹立90年を迎える2019年。その長年の功労に対して。

・2018年日本映画ペンクラブ賞
 特別奨励賞 映画監督・俳優 齊藤工
 2001年斎藤工として俳優デビュー。以降多くの映画作品に出演。また 映画情報番組のMCとしても幅広く活躍。2014年からは移動映画プロジェクト「cinema bird」、「ワールド・シアター・プロジェクト」など、多くの映画啓蒙活動に関わる。2018年「blank13」で長編作品監督デビュー。俳優だけの活動を超えた行動は、同世代の俳優や業界にも多大な影響を与えている。今後の更なる活躍を期待して。

・2018年日本映画ペンクラブ60周年記念特別賞
 岩波ホール
 1968年 開館 当初 芸術性の高い文化活動の為の多目的ホールとして営業。 1974年 エキプ・ド・シネマ(商業ベースにはなりづらいと考えられている名作を上映することを目的)を開始。以降文化的に質の高い映画を上映する映画館として機能。2018年 50周年を迎え、56か国・地域の250本以上の作品を上映。常に良質な映画を独自の視線で上映し続けている功績に対して。