事業内容

*[目的]

日本映画ペンクラブは、映画など映像に関する評論、報道、出版、放送、制作、マルチメディアなどに従事するプロフェッショナルであって、映像表現について責任をもって自分の意見を表明しようとする者が、映像文化の発展と表現の自由に寄与するとともに、会員相互の親睦、福祉をはかることを目的とする任意団体で、1959年11月に創立されました。

*[国際映画評論家連盟]

日本映画ペンクラブは国際的映画評論家の組織であるFIPRESCI(フィプレッシ)に加盟し、世界各国で開催される国際映画祭への審査員の招待・派遣の窓口になっている日本で唯一の団体です。

*[組織と運営]

会員はこの会の目的に賛同した者の任意参加で、会員の互選により選出された幹部の構成する幹事会が中心となって運営にあたる形をとっています。幹事会は代表幹事を選出、代表幹事が会を代表します。また、幹事会選出の事務局長が会計を含む日常の事務などを担当しています。 日本映画ペンクラブは現在第65期を迎え、代表幹事は渡辺祥子、事務局長は国弘よう子です。 第65期幹事:飯島一次、岩波律子、角谷浩一、国弘よう子、斎藤敦子、関口裕子、田中千世子、津島令子、まつかわゆま、森田健司、柳澤和三、渡辺祥子

*[事業]

現在おこなわれている主な事業は次の通りです。

1. 会の目的に沿う映像作品などの鑑賞、研究。
  具体的には、例会委員会による過去の名作・名優出演作の回顧上映。
  話題作の鑑賞と関係者を招いての懇談会など。月1回程度。

2. 映画界に優れた業績をあげた方々を顕彰する日本映画ペンクラブ賞の選出と贈呈。

3. 会員による年間ベスト5の選出(日本映画、外国映画、文化映画の3部門)と、各ベストワン作品の監督の顕彰。
  毎年2月に日本映画ペンクラブ賞とあわせて贈呈式で表彰。

4. 日本映画ペンクラブ推薦作品の選定。 作品数も多いため、推薦の要請のあったものについてのみ実施。
  日本映画については製作者(個人・団体)の、外国映画については配給元の要請があった場合、作品を観たうえで幹事会、
  例会委員会が中心となって決定する方法をとっている。

*[入会]

入会には、映画ジャーナリスト(放送・出版などを含む)として実績があり、原則として会員2名以上の推薦が必要です。提出書類について幹事会の同意を得て入会を決定します。なお、入会金、年会費が必要です。 会員になられると、1960年以来日本映画ペンクラブが加盟している文芸美術国民健康保険組合に加入することができます(給与所得者を除く)。