あのクリント・イーストウッドがミュージカルを監督するなんてそれだけでワクワクしてしまう・・・
それも主人公がザ・ビートルズ以前のポップス大スターグループ、ザ・フォーシーズンス。
だから60年代70年代ラジオのポピュラーヒットパレードをかじりついて聴いていた団塊おやじには彼らの物語は垂涎物の題材だ。
巷では昨今“アナ雪”現象といって、 映像を観ながら一緒に歌を歌うというのが流行りだそうで、 私なんぞはこの映画のフォー・シーズンズの“シェリー”はつい口ずさんでしまう世代である。
そして80年代の大ヒット曲、ボーイズタウンギャングの“君の瞳に恋してる”のオリジナルが彼らの曲だったことを再認識させてくれ、その曲の誕生秘話も興味深い。
また、この作品は大スターグループのただのサクセス・ストーリーにしていないのがさすが・・・クリント・イーストウッドけっして綺麗ごとでない若者たちのリアルな青春物語でもある。
かつてのアメリカテレビ番組ファンにとってもニャッとさせる小ネタもちりばめてあり、 団塊親父 満足!満足!
クリント・イーストウッドさま有難う。
柳澤 和三
ジャージー・ボーイズ公式サイト