ー実際に何ヶ月も寝泊まりを一緒にして作り上げたドキュメンタリーですが、印象にのこったことは?
藤川(D)ーびっくりしたのは、悲しみに直面していても、花をみてもキレイだと涙する心とともに、みんな明るい。むしろ、取材しているこちらの方がはげまされることもあったんです。本当は、不安と震災のショックで眠れないでいるというの….。
6ヶ月余りの間190時間まわしました。
このドュメンタリーの中でいろいろな方がでてきますが、女の子にもスポットをあてたのは、もちろん、親の承諾もえていますが、10代の少女が、回りの空気を読みながら、彼女が大人になる瞬間もとらえることができました。
大人にならざるえないその現実を伝えたかったのです。
人はいつだって愛おしくて面白い。
実際、現在復興はそんなに進んでいません。
石巻であった人々とは、これからもずっとつきあつていきたいと思っています。
8月18日よりKs cinema(新宿)ほか全国順次ロードショー