◆ 「石巻市立湊小学校避難所」藤川佳三監督、日本映画ペンクラブ例会より


ー実際に何ヶ月も寝泊まりを一緒にして作り上げたドキュメンタリーですが、印象にのこったことは?

藤川(D)ーびっくりしたのは、悲しみに直面していても、花をみてもキレイだと涙する心とともに、みんな明るい。むしろ、取材しているこちらの方がはげまされることもあったんです。本当は、不安と震災のショックで眠れないでいるというの….。 6ヶ月余りの間190時間まわしました。

 このドュメンタリーの中でいろいろな方がでてきますが、女の子にもスポットをあてたのは、もちろん、親の承諾もえていますが、10代の少女が、回りの空気を読みながら、彼女が大人になる瞬間もとらえることができました。 
 大人にならざるえないその現実を伝えたかったのです。

 人はいつだって愛おしくて面白い。

 実際、現在復興はそんなに進んでいません。

 石巻であった人々とは、これからもずっとつきあつていきたいと思っています。

8月18日よりKs cinema(新宿)ほか全国順次ロードショー

2012年08月17日