日本映画ペンクラブも参加している国際映画批評家連盟(FIPRESCI)の2024年度のグランプリは、
ヨルゴス・モンティモス監督「哀れなるものたち」に決定しました。
FIPRESCIのグラン・プリは1999年に創設され、毎年サン・セバスチャン映画祭で授賞式が行われています。
過去の受賞作:
1999年度『オール・アバウト・マイ・マザー』(仏・スペイン)ペドロ・アルモドバル監督
2000年度『マグノリア』(米)ポール・トーマス・アンダーソン監督
2001年度『チャドルと生きる』(イラン・伊・スイス)ジャファール・パナヒ監督
2002年度『過去のない男』(フィンランド・独・仏)アキ・カウリスマキ監督
2003年度『冬の街(英語版)』(トルコ)ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督(未公開)
2004年度『アワーミュージック』(仏・スイス)ジャン・リュック・ゴダール監督
2005年度『うつせみ』(韓)キム・ギドク監督
2006年度『ボルベール〈帰郷〉』(スペイン)ペドロ・アルモドバル監督
2007年度『4ヶ月、3週と2日』(ルーマニア)クリスティアン・ムンジウ監督
2008年度『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(米)ポール・トーマス・アンダーソン監督
2009年度『白いリボン』(独・オーストリア・仏・伊)ミヒャエル・ハネケ監督
2010年度『ゴーストライター』(仏・独・英)ロマン・ポランスキー監督
2011年度『ツリー・オブ・ライフ』(米)テレンス・マリック監督
2012年度『愛、アムール』(オーストリア・仏・独)ミヒャエル・ハネケ監督
2013年度『アデル、ブルーは熱い色』(仏・ベルギー・スペイン)アブデラティフ・ケシシュ監督
2014年度『6才のボクが、大人になるまで。』(米)リチャード・リンクレイター監督
2015年度『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(豪・米)ジョージ・ミラー監督
2016年度『ありがとう、トニ・エルドマン』(独・オーストリア)マーレン・アデ監督
2017年度『希望のかなた』(フィンランド・独)アキ・カウリスマキ監督
2018年度『ファントム・スレッド』(米)ポール・トーマス・アンダーソン監督
2019年度『ROMA/ローマ 』(アメリカ、メキシコ) アルフォンソ・キュアロンのマドランド」
2020年度 未定
2021年度『ノマドランド』(アメリカ) クロエ・ジャオ監督
2022年度『ドライブ・マイ・カー』(日本) 濱口竜介監督
2023年度『枯れ葉』(フィンランド、ドイツ) アキ・カウリスマキ監督
*FIPRESCI(国際映画批評家連盟)とは?
世界の映画批評家や映画ジャーナリストの各国組織で構成され、映画文化の推進と発展、職業的利益の保護のために、
1930年に結成された組織。現在は50ヵ国が加盟し、カンヌやヴェネツィアの国際映画祭で、FIPRESCI賞を授与している。
2024.11.17